ショアキャスティング

ブリとヒラマサの違いや見分け方 | 引きも違う? 旬や味の違いなど

今回は、ブリとヒラマサの違いや見分け方についてお伝えしていきます!

どちらも分類上は、スズキ目アジ科になり見た目が非常に似ている魚。

しかし実際は、釣り味も食味も全く違います!

ヒラマサはブリと違い地域によっては滅多に釣れませんが、この機会にぜひ覚えておきましょう!

カンパチは明らかに違うので、割愛します!

関連記事【アオリイカ】オス・メスの見分け方 | 性別で味や大きさって違う?

名称(呼び名)

まず、ブリは“出世魚”といって成長(大きさ)で呼び名が変わります。

関東では、ワカシ→イナダ→ワラサ→ブリ

関西では、ツバス→ハマチ→メジロ→ブリ

というふうに、地域によって呼び名は全く違います。

※一般的に80cmを超えるとブリと呼びます。

それに対しヒラマサは、成長の段階で呼び名は変わりません。

小さいヒラマサは、コマサやヒラゴと呼ぶ地域もあります!

ブリとヒラマサの見分け方

ブリとヒラマサの見分け方を紹介します。

胸ビレとイエローラインの位置関係

一番分かりやすく、簡単に見分けられるのがこの部分。

ブリとヒラマサには体の横にイエローラインが入っていますが、

ブリは胸ビレがイエローラインに重なりません。イエローラインより下にきます。

一方で、ヒラマサは胸ビレとイエローラインが重なるようになっています。

ヒラマサの方が、イエローラインがくっきり表れることが多いのも特徴だよ!

口角の形状

ブリとヒラマサは"口角の形"で見分けることもできます!

ブリは口角が角ばっています。

ヒラマサは口角が丸みを帯びた形状になっています。

慣れないとパッと見では判別しにくいですが、意識して見るようにすると、すぐに分かるようになります。

体形の違い

体形にも違いが表れます。

ブリは丸々として厚みのある体つきなのに対して、ヒラマサは厚みがなくシャープです。

ブリブリ太ったブリと、平っべたく筋肉質な平政!

見慣れてきたら、取り込みの段階で海面に姿が見えた時にだいたい判別できます。

その他の見分け方

腹ビレ、尾ビレ、顔つきなど…

今回は紹介しませんが、ブリとヒラマサの見分け方は他にもあります。

稀にハイブリットと言われ判別が難しい個体もいるようですが、基本的に胸ビレ・口角・体型の3つでほぼ判別することができます!

ブリとヒラマサ:引きの違い

ヒラマサの方がよく引きます!

よく引くというより引きの質が違って、ブリはその場で走るのに対しヒラマサは根に向かって走っていきます。

ブリは開けた場所なら多少走らせても余裕を持って獲ることも可能。

ヒラマサは瀬に沿って回遊する傾向があり、ヒットの瞬間にラインが擦られてプツンもあるので、瀬から引き剥がす強引さが必要です。

カンパチ≧ヒラマサ>ブリ

ブリとヒラマサ:旬や味の違い

見た目は似たもの同士ですが、旬や食味はまるで違います!

ブリ

寒ブリと呼ばれるだけあって、冬が旬になります。

産卵を控えた冬は大型になるほど脂がノリ、とくに1番脂ののった腹側はブリトロと言われます。

一方で、夏や産卵後の痩せた個体は脂も少なく正直美味しくないです(臭いもある気がします)

ヒラマサ

ヒラマサの旬は夏。

と一般的に言われますが、年間を通して味に大きな変化がないのが特徴。

春でも冬でも美味しいです。

ブリに比べ身質がしっかりしており、脂も寒ブリほど多くないです。ブリとはひと味違うさっぱりとした上品な旨味があります。

市場価値はヒラマサの方が希少な分、高値で取引されることが多いです。

ブリとヒラマサの違い まとめ

以上、ブリとヒラマサの違いや見分け方についてご紹介していきました。

最初は分かり難いかもしれませんが、意識して見慣れるとすぐに判別することができますよ!

スーパーで見かけたり釣ったりしたら注視してよーく見てみましょう!

お読みいただきありがとうございました

-ショアキャスティング

© 2024 山陰釣りブログ