「エギング = アオリイカ」のイメージは強いかもしれませんが、コウイカも人気のターゲット!
アオリ狙いでコウイカが釣れることもありますが、実は狙い方は少し異なります。
この記事では、コウイカをエギングで釣るための狙い方やコツなどを紹介します。
コウイカとは
コウイカ(甲烏賊)とは濃厚な墨を大量に吐くため、別名「スミイカ」と呼ばれることもあります。
名前にある"コウ"は、背中に入っている硬い甲羅が由来で、パッと見は分かり難いですが触ると固い甲が入っているのが分かります。
寿命は1年で、早春から浅場に来て産卵すると天国にいってしまいます。
見た目は少し睨んでいるような目をしており、むっくりとした体型。
コウイカの種類
日本湾岸の堤防で釣れるコウイカは主に3種類の仲間がいます。
コウイカ(甲烏賊)
最も一般的なイカで、虎のような模様が特徴。釣れるサイズは15〜20センチくらいが多いです。※スミイカやハリイカとも呼ばれます。
モンゴウイカ(紋甲烏賊)
体にキスマークのような”紋”があり、大きく成長するので釣りがいもあります。※カミナリイカとも呼ばれます。
シリヤケイカ
白い斑点模様が胴の甲側に散らばっているのが特徴。他のイカと比べると比較的簡単に見分けることができます。
コウイカの釣れる時期
陸からコウイカが釣れる時期は春と秋
春
4~6月頃がコウイカの最盛期です。
この時期に産卵するため比較的大きな個体が釣れます。特に4、5月は最も釣れやすく簡単に堤防から釣れることも多いです。
秋
春に生まれた個体が成長し、9〜11月頃に釣れだします。
冬になるにつれ水温低下とともに深場へ落ちるので、堤防から釣るのは難しくなります。
※釣れる時期は地域差があります。
コウイカの釣れる時間帯
イカは夜行性なので基本的に夜に釣れることが多いですが、コウイカは日中でも釣れます。
一般的に「朝マズメ=夕マズメ、夜間、日中」の順に釣れやすいと言われています。
マズメに釣れなくて日中に釣れることもあるので、そこまでシビアになる必要はありません。
ポイント / 釣り場
コウイカが好むポイントはズバリ「砂地や泥底の海底」
コウイカは遊泳力が弱いので、流れの穏やかな漁港内向きやワンド状になっている場所がおすすめ。
- 砂泥底
- 堤防の内向きやワンドの中
- 潮の緩やかな場所
- カケアガリや船の通り道
- 常夜灯周り(夜間)
タックル
エギングタックルを流用していただいて結構です。アオリイカのように激しくシャくらないのでシーバスロッドなどでも大丈夫です。
あえて言うと適度に張りのあるロッドだとアワセやすいです。
※コウイカの専用タックルというものはありません!
標準的なエギングタックル
ロッド:8.6ft前後
リール:2500〜3000番
ライン:PEライン0.6~0.8号
先糸 :フロロカーボン 2~3号
ルアー:エギ 2.5~4.0号
エギのサイズやカラー
春は3.0~3.5号、秋は2.5~3.0号をメインでOKです。
3.0号を選べばオールシーズン対応できます。
カラーも多くの種類がありますが、直感で選んでOKです。定番はピンクやオレンジ、夜にするならグロー系も◎
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コウイカの釣り方
コウイカはアオリイカと違いそれほどテクニックは必要なく簡単です。
- エギを投げ、着底するのを待つ
- 着底が確認できたら15秒くらい放置
- ズル引きしたり、軽くシャクりを入れる
以上です。
大事なことは、ボトム(底)をとること!
コウイカは海底付近に居るので、ルアーが海底から大きく離れないように意識しましょう。
アクションは基本的にズル引きで問題ありませんが、喰いが渋い時は軽くシャクってみましょう(スローな動きやステイを好みます)
ボトムがとれない時は重り(シンカー)をつけてみてください。
エギングの他、ナス型オモリを使ったダウンショットスッテも有効です!
コウイカのアタリ
魚と違ってコウイカのアタリは分かりにくく、ハッキリと手元に伝わることは稀です。
いつの間にか重くなってることがほとんど。
違和感や重量を感じたらアワセてみましょう。イカが掛かったらラインテンションを緩めずにゆっくりと寄せてください
ちなみにコウイカは引きません!やる気をなくしてグルグルと寄ってきます。
コウイカの食味
外道扱いされることもあるコウイカですが、結構美味しいです。
刺身ではアオリイカの方が甘味はありますが、コウイカも適度な歯ごたえがあって中々です。
保存もきくし刺身や天ぷら、炒めたり色んな料理を楽しめます。
コウイカ まとめ
さいごに、どうしても底をズル引きしたりすると根掛かりすることもあります。
安価なエギでも問題なく釣れるので、安いエギを買い揃えておくといいですよ。
潮通しの緩い漁港内でも釣れるので、初心者から子どもまで手軽に狙え、食べても美味しいコウイカ。ぜひ狙ってみてください!
お読みいただきありがとうございました