ダイワの汎用スピニングリールの中で、中堅モデルになる"21カルディアの4000-CXH”をシーバスやライトショアジギング用として使用していきました。
インプレやデザイン、ルビアスとの比較も紹介していくので、参考までにどうぞ。
カルディア
14年、18年と4年周期でモデルチェンジしてきて、22年かと思いきや21年にリリースした21カルディア。
LT(ライト&タフ)コンセプトで、上位機種の性能を引き継ぎながら、コストを抑えたモデルです。
上位機種にラインナップされているFC(フィネスカスタム)モデルも追加されています。
カルディアLT4000-CXHのスペック
- ギヤ比 6.2
- 最大ドラグ力(㎏) 12.0
- 自重(g) 230
- PE糸巻量(号-m) 1.5-200
- 最大巻上長(cm/ハンドル1回転) 99
- ベアリング(ボール/ローラー) 6/1
リールシートには、”MADE IN VIETNAM”(ベトナム)の文字。
デザイン / 見た目
ブラックを基調としてゴールドが差し色に使われた仏壇カラーです。
でも、よく見るとスプールやプレートは、ややグレーというかパープルっぽくも見えます。
黒×金の組み合わせは好きな人も多いはず。
逆転スイッチは廃止されMQストッパーレスボディで見た目もスッキリしています。
ドラグノブも大きくてつまみやすい。
21カルディアの特徴
最大の特徴は、ザイオンVのモノコックボディとエアローターです。
”ザイオンV”とは、”ザイオン”をグレードダウンさせた素材です。
素材のランクとしては、アルミ、マグネシウム > ザイオン > ザイオンV > DS5 > DS4
前モデルの18カルディアはボディがザイオンでローターがDS5だったので、ローターはグレードアップしたものボディはグレードダウンになりました。
ザイオンVモノコックボディ
お馴染みのモノコックボディがカルディアにも採用されました。
ボディ内部のギア材質は亜鉛のタフデジギア
前モデルと同じく亜鉛ですが、径が大きくなりパワーと耐久性が向上しています。
同時期にフリームスも販売され、そちらもザイオンVが使われていますが、モノコックボディではありません。
最もリーズナブルでモノコックボディを採用しているのが21カルディアになります。
ザイオンVエアローター
21カルディアではローターが新素材のザイオンVに変更になっています。
※旧モデルのカルディアはDS5製。また形状そのものもDS5製と変わっていません。
軽さはDS5製とほぼ同じようなので、剛性を求めた感じでしょうか。
インプレ / 使用感
軽さ
モデルチェンジ毎に軽くなる印象がありますが、21カルディアに関しては旧モデル(18カルディア)と変わらないか微増しています。
私の持っているLT4000-CXHで比べると、
- 18カルディアLT4000-CXH 225g
- 21カルディアLT4000-CXH 230g
と、前モデルより5g重くなっています。
とはいえ、4000番で230gは十分軽量な部類です。
巻き感
普通です。価格帯からして期待する部分でもないかなぁと思います。
軽量(抵抗の少ない)なルアーを使って、流れを掴む巻き感度もそこまで。
でもガタつきやゴリ感はなく、ザイオンVローターを採用したことでハイギアでも巻き出しは軽いです(上質なヌメヌメ感はなし)
それと釣り場では気になりませんが、空回し中のシャーシャー音は気になります。
ハンドル
主流になってきている折り畳み機能を排除したハンドル。
ガタつきやムラが少なく、使い勝手は良好です。
ドラグ
上位機種と同スペックではありませんが、ATDで実釣におけるドラグ性能は十分です。
ドラグの音はやや小さめ。
剛性
モノコックボディで剛性が向上しているので、そこそこ使えます。
ただ金属ボディじゃないので、負荷のかかるショアジギングもライトまで。
- ライトショアジギング
- サーフのフラットフィッシュ
- シーバス
4000番では、このような使い方がメインになります。
ルビアスとの比較
ルビアスはリールフット付け根にネジ穴がありませんが、カルディアにはついています。
ボディ裏にもカルディアはネジの露出があります。他にも細かいことを言えば結構違いはあります。
基本的に巻き、軽さ、強さなどを比べるとルビアスがすべて上。
実釣においてはどちらも必要十分で大きな差があるわけではないですが、細かい面はやはり違います。
価格差が約10,000円ほどあるので、個人的にはカルディアでもいい気もします。
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ダイワ | ルビアス | FC LT2500S-XH | インプレ
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カルディアは買いなのか?コスパは?
上位機種に比べると差はありますが、細かい部分を気にしないのであれば十分な実用性を兼ね備えたリールです。
- 入門機ではちょっと、でも高額なリールも、、
- サブ用として手頃なリールを考えている
という方にはいい選択になるんじゃないかなぁと思います。
ザイオンVは21フリームスも同じですが、モノコックボディが実売価格2万以下で手に入るモデルはこのカルディアだけ。
コストパフォーマンスが高く、手に取りやすい価格であることは間違いないです。